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塩分制限よりも、糖質のコントロールが大切

インスリンとアルドステロンが高血圧のカギを握っている理由を、科学的に解説します

高血圧の本当の原因は“塩”ではなく“糖”にあった?

 

「血圧が高いですね。塩分を控えましょう。」


健康診断で、そんな言葉を聞いたことがある方は多いのではないでしょうか?

確かに塩分の摂りすぎは血圧を上げる原因の一つです。


しかし実際のところ――“塩”よりも“糖質”の摂りすぎのほうが、
高血圧の本質的な原因になっている
かもしれません。

今回はその理由を、科学的な視点からわかりやすくお話しします。

 

 

 

◾️「食事と痛み・生活習慣病」はつながっている

私は日々、腰痛・坐骨神経痛・関節痛など、慢性的な不調でお悩みの方を多く診ています。
その中で強く感じるのが、糖質や加工食品の摂りすぎが、痛みを長引かせているということです。

菓子パン、ジュース、お菓子、アルコール、コンビニのカフェオレ…。

こうした「精製された糖と脂質の組み合わせ」は、体の中で炎症を起こし、
血糖値の乱れ、ホルモンバランスの異常、自律神経の不安定さを引き起こします。

実際、これらを控えただけで「朝のむくみが消えた」「頭が軽くなった」と変化する方を、何度も見てきました。

しかし多くの方が、「食事と体の痛み」「食事と血圧」が結びついていることを知らないまま過ごしています。

ここに、現代の慢性不調の落とし穴があるのです。

 

 

 

◾️高血圧の本当の仕組みとは?

血圧とは、簡単にいえば“体の中の水圧”です。
ホースの中に水を流すとき、水が多ければ圧は高くなる――それと同じです。

問題は、なぜ体の中に水が溜まってしまうのか?という点。

その原因に深く関係しているのが「糖質」「インスリン」です。

糖質を摂ると血糖値が上がり、膵臓からインスリンが分泌されます。
インスリンは血糖を下げるホルモンですが、実はそれだけではありません。
“栄養・脂肪・水分をため込むスイッチ”でもあるのです。

糖質過多の生活が続くと、インスリンが常に高い“ため込みモード”の状態になります。
すると腎臓はナトリウム(塩分)を排出しづらくなり、
体はどんどん水を
抱え込みます。

結果、血液量が増えて、血管内の圧力=血圧が上昇するのです。

 

 

 

◾️“ため込み体質”になってしまう

さらにもう一歩踏み込むと、インスリンが高い状態は**副腎(ふくじん)**を刺激し、
そこから「アルドステロン」というホルモンが分泌されます。

アルドステロンは腎臓に「塩分を体に残せ」と命令するホルモン。
本来は脱水や出血など、非常時に働く仕組みですが、
糖質の摂りすぎでインスリンが常に高い状態が続くと、
このアルドステロンも“ずっとON”のままになります。

たとえるなら、洪水警報が鳴りっぱなしのダムのようなもの。
水を逃がせない状態が続けば、当然水位=血圧は上がります。

実際の研究でも、糖質過多による高インスリン血症が、
アルドステロンを慢性的に刺激することが確認されています
(Ferrannini et al., Diabetes Care, 2014/Rossi et al., Hypertension, 2020)。

 

「塩=悪者」ではない

もちろん塩分の摂りすぎが血圧に影響するのは事実です。

しかし、「塩が悪い」と単純に決めつけるのは誤りです。

大切なのは“塩の種類とミネラルバランス”です

私たちが日常的に使っている精製塩(食塩)は、ほとんどが塩化ナトリウム(NaCl)だけ。
カリウム・マグネシウム・カルシウムなどのミネラルが除かれています。

一方、**天然塩(海塩・岩塩)**にはこれらのミネラルが数%含まれ、
ナトリウム濃度を自然に調整する働きがあります。

実際に、中国で行われたBMJ(2021)の研究では、
ナトリウム75%・カリウム25%の混合塩を使ったグループで、
脳卒中と高血圧の発症率が約20%低下したという報告もあります。

つまり、「塩の量」よりも、「ミネラルの質とバランス」が大切なのです。

 

 

 

◾️糖質過多が引き起こす“慢性炎症”

糖質や加工食品を摂りすぎると、血糖の乱高下と酸化ストレスが生じます。
これが血管の内側(血管内皮)を傷つけ、硬くし、いわゆる炎症性動脈硬化を進行させます。

つまり、
「糖質の摂りすぎ → インスリン過剰 → 水と塩のため込み+血管の炎症」
この二重構造が、現代人の高血圧の本質といえるのです。

実際、食事から精製糖質・加工食品を減らすだけで、
「朝のむくみが消えた」「頭がスッキリした」と変化する方が非常に多く、
血圧も自然と安定していくケースを数多く見ています。

 

 

 

◾️まとめ

血圧の高さは、体の中の水分や代謝の状態が反映されます。
「塩を減らす」よりも、
まずは「糖質を整える」「自然なミネラルを摂る」ことが、根本的な改善の第一歩です。

血糖値が少し高めの方、むくみやだるさが続く方、
「塩を控えても血圧が下がらない」という方は、
一度“糖質”に目を向けてみてください。

 

standFMでも配信中!

今回のテーマ「高血圧の本当の原因は“塩分”ではなく、糖質にあるのかも?」について、
音声でも詳しくお話ししています。

血圧が高めの方や、塩分制限をしてもなかなか改善しない方に、
ぜひ聞いていただきたい内容です。

放送はこちらからどうぞ
 https://stand.fm/episodes/690189879b31737e9567429b

 

 

 

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「鉄は血液のためだけでなく、痛みをコントロールする“神経の燃料”。

現代人に増える隠れ鉄欠乏の正体をわかりやすく解説します。」

慢性的な腰痛や肩こり、頭痛などに悩む方の多くが、実は「鉄不足」の傾向にあります。

鉄といえば“貧血”のイメージが強いですが、実はそれだけではありません。
鉄は、神経・筋肉・脳の働きに深く関わるミネラルで、
不足すると「痛みを感じやすい体質」になってしまうのです。

 

 

◾️鉄は“エネルギーと神経”を動かす燃料

鉄は血液中で酸素を運ぶだけでなく、
全身の細胞でエネルギーを作るときにも使われています。

たとえば、筋肉や脳では「ミトコンドリア」という器官が酸素を使ってATPというエネルギーを作っていますが、
その酵素の中心に鉄が存在します。

鉄が足りないと細胞のエネルギー産生が落ち、
筋肉の回復が遅れたり、神経が過敏になったりして、慢性的な疲労や痛みが出やすくなります。

 

 

◾️痛みを抑える“ブレーキ”にも鉄が必要

私たちの体には、痛みをコントロールする仕組みがあります。
それが「下行性疼痛抑制系」と呼ばれる、脳から痛みを抑える神経のブレーキです。

痛みの信号は、まず脊髄を通って脳に伝わりますが、
脳は同時に“痛みを弱める信号”を逆方向に送り返しています。
この働きによって、同じ刺激でも「そこまで痛く感じない」という調整が行われているのです。

この抑制の信号を伝えるために必要なのが、セロトニンやドーパミンなどの神経伝達物質。
そして、これらの合成には鉄が必須です。

つまり、鉄が不足すると「痛みを抑えるブレーキ」が効かなくなり、
同じ刺激でも痛みを強く感じてしまうのです。

 

 

◾️鉄不足を悪化させる「糖質過多とタンパク質不足」

現代人の多くは、白米・パン・お菓子などの“糖質中心の食生活”になりがちです。
その一方で、肉や魚・卵といった“タンパク質源”が不足しています。

このバランスが崩れると、鉄の働きが大きく乱れます。

  • 糖質の摂りすぎ → インスリンが過剰に分泌され、鉄を細胞内に閉じ込めてしまう

  • タンパク質不足 → 鉄を運ぶトランスフェリンや貯めるフェリチンが作れない

この状態を「機能的鉄欠乏」と呼びます。
血液検査では貧血でなくても、体の中では鉄が回らず、
エネルギー不足・集中力低下・慢性痛といった症状が出やすくなるのです。

 

 

 

◾️女性と男性、それぞれの鉄不足の特徴

⚫︎女性の場合

月経や妊娠・出産で鉄の需要が高く、もともと不足しやすい体質です。
さらに「食事を軽く済ませる」「ダイエットをしている」といった習慣が重なることで、
鉄とタンパク質の両方が慢性的に足りなくなります。

→ 結果、肩こり・頭痛・倦怠感・イライラなど、痛みや不調が続くことが多くなります。

 

⚫︎男性の場合

男性は出血が少ない分、鉄不足の自覚は少ないですが、
実は糖質過多・アルコール摂取・ストレスが主な原因になります。
肝機能の低下や炎症によって、鉄を貯める「フェリチン」が減少し、
“隠れ鉄欠乏”が進行するケースも少なくありません。

→ 結果、筋肉疲労が抜けない・朝からだるい・集中できないといった症状につながります。

 

 

◾️なぜ現代人はここまで鉄が足りなくなったのか?

背景には、社会全体の食生活の変化があります。

  • 精製食品・コンビニ食の普及(鉄を含む食材の減少)

  • カロリーを気にするあまり、タンパク質摂取が減少

  • ストレス・睡眠不足により、鉄吸収を妨げるホルモン(ヘプシジン)が上昇

  • 外食・加工食品による腸内環境の悪化

つまり、“鉄が足りない”のではなく、鉄を使いこなせない生活習慣になっているのです。

 

 

◾️痛みを減らすための「鉄の整え方」

:鉄が少ない
 赤身肉・レバー・魚・卵などを適量摂る

:タンパク質不足
 体重1kgあたり約1.2gのタンパク質を目安に摂取

:糖質過多
 甘い飲み物・間食・白米などを控える

:吸収力が低下
 ビタミンCや発酵食品を取り入れて吸収を促す

問題:睡眠・ストレス
 深呼吸・日光浴・湯船などで自律神経を整える

 

鉄を「足す」だけでなく、「巡らせる」「働かせる」ことが大切です。
そのためには、糖質とタンパク質のバランスを見直すことが何よりの第一歩です。

 

 

鉄は血液だけでなく、神経・筋肉・脳の働きに欠かせない栄養素。
特に「痛みを抑えるブレーキ(下行性抑制)」を動かすために必要な物質です。

鉄が足りない体は、ブレーキの効かない車のようなもの。
糖質を減らし、タンパク質と鉄を整えることで、
痛みを感じにくく、エネルギーのある体を取り戻せます。

 

 

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