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変形性股関節症

変形性股関節症とは?

変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)は、股関節の軟骨が摩耗し、関節の炎症や変形を伴う慢性疾患です。 股関節は体の負担を支える重要な関節であり、歩行や立ち座りなどの日常動作に関わるため、疾患が進行すると生活の質(QOL)が大きく低下します。

この疾患は中高年的な女性に多く見られ、加齢や股関節への過剰な負担、先天股関節の異常(発病性股関節形成不全など)が主な原因とされています。

変形性股関節症の概要

変形性股関節症の有病率は推定120万〜500万人と言われています。全体の比率としては、割合女性に多く、発症年齢は4〜50代がメインです。一部遺伝の影響もあり、臼蓋形成不全など発育障害の後遺症で発症するケースも多くあります。
進行するに従って、股関節の可動域制限や痛みの増加が起こり、日常生活に支障をきたしていきます。
 
【機能障害】
  • 関節の軟骨の損傷
  • 股関節及び周囲の痛み
  • 股関節の可動域制限
  • 股関節及び骨盤周囲の筋力低下
  • 歩行異常

 

【日常生活動作の困難例】
  • スボン、靴下が履けない
  • 床や椅子からの立ち上がりや寝返りが困難
  • 階段の登り降りや歩行が困難
  • 膝痛や腰痛がある

変形性股関節症の原因と分類

変形性股関節症の原因は、大きく分けて一次性(原因不明)と二次性(明確な損害がある)の2つに分類されます。

 

1. 一次性(特発性)

  • 明確な原因がなく、加齢や生活習慣の影響で発症するタイプ。
  • 特に50歳以上の女性に多く、骨や関節の加齢変化が関わっていると考えられる。

 

2. 二次性(他の疾患や関与が関与する)

  • 発育性股関節形成不全(臼蓋形成不全):生まれつき股関節の受け皿(臼蓋)が浅く、関節に負担がかかりやすい。日本人女性に多い。
  • 股関節の外傷:過去の骨折や脱臼、スポーツによる損傷が原因で発症することがある。
  • 関節リウマチ:免疫の異常により関節の炎症が続き、軟骨が破壊される。
  • 肥満:体重増加により股関節への負担が増加し、軟骨の摩耗が進行する。

臼蓋形成不全

臼蓋形成不全(きゅうがいけいせいふぜん)とは、股関節の受け皿にあたる臼蓋(きゅうがい)が正常に発達せず、浅い状態になっている疾患です。

股関節は大腿骨の骨頭(ボール状の部分)と臼蓋(受け皿)がかみ合うことで、スムーズな動きを可能にします。しかし、臼蓋形成不全では、この受け皿が浅いために関節が不安定になり、股関節への負担が増加しやすくなります。

この疾患は、日本人女性に多く見られ、進行すると変形性股関節症の原因となることがあります。

臼蓋形成不全の原因は、先天的要因(生まれつきの形成異常)と後天的要因(成長過程での影響)に分けられます。

 

1. 先天的要因(生まれつきの異常)

  • 発育性股関節形成不全(DDH: Developmental Dysplasia of the Hip)

    • 胎児期や乳幼児期に股関節が正常に形成されず、臼蓋が浅くなる。
    • 出生時の股関節脱臼(先天性股関節脱臼)が関与していることが多い。
    • 女児に多い(男児の約4~8倍)。
  • 遺伝的要因

    • 家族内に股関節の疾患が多い場合、発症リスクが高い。

2. 後天的要因(成長過程での影響)

  • 乳幼児期の股関節への圧力

    • おくるみで脚を伸ばしすぎると、股関節の発育に影響を与えることがある。
  • 骨の成長バランスの異常

    • 成長期に大腿骨頭と臼蓋の成長速度が異なると、関節の適合性が悪くなる。
  • 長期間の関節への負担

    • 運動やスポーツでの股関節への過負荷が原因となることもある。

 


変形性股関節症の進行

※日本整形外科学会HP引用

関節の不安定さにより、局所的に負荷がかかり、軟骨が破壊されて痛みが発生します。軟骨が壊れることで、関節の隙間が狭まり変形が進行していきます。
 

症状は軽度→中等度→重度へと進みし、以下のような経過をたどります。

1. 初期(軽度)

  • 歩き始めたり立ち上がるときに軽い痛みを感じる
  • 動き始めると痛みが軽減する(動作「動作開始時痛」)
  • 股関節の可動域はまだ保たれており、日常生活に大きな影響はない

2. 進行期(中等度)

  • 痛みが頻繁に現れ、歩行時や階段の上りがつらくなる
  • 股関節の可動域が制限される(しゃがむ、足を開く動作が困難)
  • 長時間の立ち仕事や歩行で痛みが強くなる

3. 末期(重度)

  • 安静時や夜でも痛みを感じようになる
  • 関節の変形が起こる、脚の長さに左右差が出ることがある
  • 歩行困難になり、杖や補助器具が必要になることも

整体で痛みは改善できるのか?

前提として、"変形してしまった関節を治す事"はできません。
中等度〜末期(重度)まで悪化している場合は、オペによる人工関節手術が必要になる場合があります。当院の考えとしては、股関節の変形による痛みが重篤化している場合は、早めの人工関節への置換は適切な判断だと考えています。
 
ですが、手術に対してどうしても不安があり、前向きに考えられない方も多く、状態によっては痛みはあってもすぐに手術という選択にならないケースもあります。その場合痛み止めやブロック注射などの化学療法に頼るしかないのですが、効果としては残念ながら限定的です。
 
当院の"慢性痛改善プログラム"がお力になれるかもしれません。具体的なアプローチについて後述していきます。
 

血流の改善

前述した通り、関節の変形は治す事はできませんが、関節を治せない=痛みが改善できない

わけではありません。適切なアプローチをする事で十分回復を望む事ができます。

 

まず慢性的な痛みが悪化する原因は、全身の血流不全です。

血流の悪化は、関節軟骨や周囲の組織(骨・筋肉・滑膜など)の栄養供給を低下させ、炎症や変性を加速させる要因となります。特に末梢の血流が悪くなると、組織の修復能力が低下し、股関節の変性が進行しやすくなります。

 

背骨や骨盤の調整 疼痛部位の周囲の骨格筋へのアプローチをおこなう事によって、股関節周囲の組織への血流が回復し痛みが軽減していきます。また、血流の改善は関節の変形の進行を遅らせる事に寄与します。

当院では、ただほぐす、伸ばすわけではなく、解剖学に乗っ取った適切な圧によるアプローチをおこなって回復を目指します。

 

※骨の血流障害(大腿骨頭壊死症)

股関節の骨(特に大腿骨頭)への血流が悪化すると、大腿骨頭壊死を引き起こすリスクが高まります。大腿骨頭壊死は、血流不足により骨組織が壊死し、変形性股関節症を急速に進行させることがあります。ステロイドの長期使用や過度の飲酒がリスク因子とされています。

血流の改善は関節の変形を悪化させない為には必須なアプローチになります。

異常筋活動の回復

変形性股関節症の場合、股関節が不安定な状態である為過剰に筋肉を収縮させて安定させようとしている状態です。

ある研究では、健常者より変形性股関節症の方の方が、大殿筋をはじめとした股関節周囲の筋肉の緊張が非常に高くなっている事が報告されており、緊張が適切に緩みにくくなっている”異常筋活動状態”になっていると考えられます。

その場合、強引に緊張している筋肉を緩めすぎてしまうと、逆に安定性が失われて、不安定性が強くなりより症状が悪化してしまう可能性があります。

変形性股関節症に対しては、異常な筋活動をしている筋肉に対して柔軟にする施術アプローチと、弱って使えなくなっている弱化筋を強化する運動療法アプローチをおこなう必要があります。

弱化筋の筋活動が適切に回復する事で、股関節周囲の異常筋活動が収まり、疼痛が軽減していきます。

まとめ

ひとえに変形性股関節症といってもその痛みのすべてが関節の変形(病理)が原因で起きているわけでは無い事はご理解いただけたでしょうか?

繰り返しになりますが、器質的(病理を含む)な疾患は、整体で介入する事はできません。その為、痛みや痺れなどの症状が発現した場合、必ずまず医療機関の受診を優先してください。

ただ、慢性的な痛みの殆どは、筋肉や骨格の問題によって起きていることも事実です。

「安静にして様子を見てもなかなか改善しない」

「痛み止めや注射などの治療を試してみたが芳しくなかった」

「まだ手術するほどではないと言われた」

というお悩みをお持ちの方は、この記事の内容をぜひ参考にしていただき、一歩踏み出していただきたいと思います。

お困りなら是非一度ご相談ください

私にお任せください

HPをご覧いただきありがとうございました。

あなたのお悩みに少しでもお力になれたでしょうか?

ここであげた原因や対処法はほんの一部です!

当院では、慢性的に続く不調の根本的な改善を専門に施術をおこなっております。

慢性的な不調(腰痛、坐骨神経痛、肩こり、膝の痛みなど)は、元は同じ原因から起きている事が大半です。

日々の生活習慣や身体のクセによって、正しい状態から歪んでしまう事で、身体の循環(血行や神経の流れ)が悪くなって問題が起きてしまいます。それが、腰が痛くなったり、膝が痛くなったり、たまたま違う場所に不調が出ているだけなのです。

神経や血液の通り道を解放し、身体の『循環』を正常にし、慢性痛を回復に導きます

不調の原因は十人十色で人それぞれ違います。もし少しでも不安な事があって、自分では分からないというお気持ちがあれば遠慮なくお電話ください!

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