【伊那市・整体】治る人と治らない人を分ける差とは
「立ち上がるとき、いつも右足のかかとが痛む」
「左のふくらはぎだけ、マッサージしてもすぐパンパンに張る」
そんな足の痛みに悩んでいませんか?
多くの方は「歩き方が悪いから」「右側に体重を乗せているから」と、物理的な原因を疑います。しかし、最新の医学研究では、その「治らない理由」がもっと深い、あなたの血液の中にあることを示唆しているのです。
2009年にジェームズ・ガイダ(James E. Gaida)博士が発表した研究は、その常識を根底から覆しました。
1.衝撃の研究内容:痛みがある人の「血液」を調べる
ガイダ博士らの研究チームは、片側のアキレス腱に痛みがある男性たちを集め、ある「仮説」を立てて血液検査を行いました。
その結果、痛みがある人たちには、痛みがない健康なグループとは明らかに異なる「共通の代謝プロファイル(血液の特徴)」があったのです。
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中性脂肪(TG)の値が高い
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インスリン抵抗性(インスリンの効きにくさ)が起きている
ここで注目すべきは、「痛みは片側だけなのに、原因となる血液の状態は全身に影響している」という事実です。
2.なぜ「インスリン」が足の痛みに繋がるのか?
「インスリンは血糖値を下げるためのもので、痛みとは関係ないのでは?」と思うかもしれません。しかし、インスリンの働きが悪くなると(インスリン抵抗性)、腱の組織では以下のパニックが起こります。
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修復スイッチが入らない: 腱を構成する細胞は、インスリンの力を借りて栄養を取り込み、自己修復を行います。インスリンが効かないと、ダメージを治すスイッチが押されません。
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腱の細胞が「脂肪」に化ける?: ガイダ博士は、代謝異常が腱の細胞(テノサイト)に悪影響を与え、本来なら強い腱を作るはずの細胞が、正しく機能しなくなるリスクを指摘しています。
つまり、あなたの片側の足に負担がかかったとき、「血液の状態が良い人ならすぐに治る程度のダメージ」が、インスリンの働きが悪いせいで「治らない慢性痛」へと進化してしまった可能性があるのです。
3.「ゆがみ」はきっかけに過ぎない
もちろん、体のゆがみや重心の偏りは痛みの「きっかけ」になります。
しかし、ガイダ博士の研究が教えてくれるのは、「火種(血液の状態)」があるから、小さな摩擦(ゆがみ)が「大火事(慢性痛)」になるというメカニズムです。
足に症状が出ているときこそ、「なぜ自分の体は、この負担を修復できていないのか?」と問いかける必要があります。
4.当院が内臓の問題と食生活を重視する理由
ガイダ博士の研究を整体の現場に落とし込むと、一つの答えに辿り着きます。
「腱の修復機能を正常に戻すには、まずインスリンが正しく働く体内環境を整えなければならない」
これが、当院がマッサージの前に「内臓調整」で代謝を整え、食生活のサポートを重視している理由です。
「痛む場所だけを見ても、答えは見つからない」 その確信は、こうした世界的な研究データに基づいています。
結び:あなたの「修復スイッチ」は入っていますか?
もし、あなたが何ヶ月も同じ場所の痛みに悩んでいるなら、それは「使いすぎ」ではなく、体の「内側の修復システム」が停滞しているサインかもしれません。
一度、ご自身の「体内環境(血糖値や食生活)」という地図を広げてみませんか?
私たちは、徒手療法による「構造の調整」と、データに基づいた「化学の改善」で、あなたの体が本来持っているはずの「自ら治る力」を最大化させます。
参考ソース
論文タイトル: Asymmetric metabolic characteristics in men with unilateral Achilles tendinopathy
掲載誌: Medicine and Science in Sports and Exercise