「ヘルニアがある=痛みが出る」は間違い?
「MRIを撮ったら、立派なヘルニアが見つかりました」
「骨の間が狭くなっているから、これが神経を圧迫して痛むんです」
病院でそう言われ、ショックを受けていませんか?
でも、ちょっと待ってください。
実は、整形外科の世界では驚くべきデータがあるんです。
知っておきたい事実
腰痛がない健康な人を対象にMRIを撮ったところ、なんと76%の人にヘルニアが見つかったという研究結果があります。
つまり、「画像上の異常」と「実際の痛み」は、必ずしも一致しないのです。
なぜ「画像」と「痛み」にズレが出るのか?
画像に写るのは、あくまで骨や軟骨の「変形(見た目)」です。
しかし、実際に痛みを感じているのは、その周囲にある「神経」であり、その神経に栄養を送る「血流」の悪化なのです。
例えば、古い空き家をイメージしてください。
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画像診断: 外壁にヒビが入っている(ヘルニアがある)
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痛みの正体: 中で火事が起きている(炎症・血流不足)
外壁にヒビ(ヘルニア)があっても、中で火事が起きていなければ熱く(痛く)ありません。逆に、外見が綺麗でも、中で火事が起きていれば住めないほど熱いですよね。坐骨神経痛の改善に必要なのは、壁を塗り替える(手術で切る)ことではなく、「火を消し、風通しを良くすること」なのです。
真犯人は「筋肉の硬直」と「神経の酸欠」
画像には写りにくい、本当の痛みの原因。それは「神経の周りの環境」にあります。
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筋肉の酸欠: 周辺の筋肉がガチガチに固まると、血管が圧迫されます。
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神経の悲鳴: 酸素や栄養が届かなくなった神経は、SOS信号として「痛み」を発します。
「ヘルニアがあるから一生付き合うしかない」と諦める必要はありません。
この「神経の周りの環境」を整えてあげれば、画像上の形はそのままでも、痛みはスッと消えていく可能性が十分にあります。
当院が「画像」よりも大切にしていること
当院では、医療機関の検査内容や先生の診断を第一に考えていますが、その上で、日常生活の中でどのタイミングで痛みが出るのか、どんな生活習慣を送っているのかを重要視しています。
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どの動作で神経が引っ張られるのか?
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どこの筋肉が血流を止めているのか?
画像という「静止画」だけでなく、あなたの日常の中に、解決のヒントが隠されていると考えています。
まとめ:1人で悩まず、まずは冷静に身体の状態をチェックしましょう
「画像で異常があるから手術しかない」と決めつける前に、一度あなたの生活を見直してみませんか?
構造の問題だけではなく、動きや血流を解決すれば、まだ痛みの改善ができるかもしれません。