その痛み、実は「便秘」と深い関係があるかも、、、
腸が膨らむと、内側から神経を圧迫してしまう
大腸の一部に「S状結腸(えすじょうけっちょう)」という部分があります。
この腸は、骨盤の左側、ちょうど腰骨の内側あたりを通っていて、名前の通りS字のようにカーブしています。
実はこの部分、腸の中でも最も便が詰まりやすい場所なんです。
内側から押される感覚
便秘になると、S状結腸に便やガスが溜まって腸が膨らみます。
すると、膨らんだ腸が内側から左側の神経や血管をギュッと押してしまうんですね。
通常の坐骨神経痛は、お尻の筋肉などが外側から神経を圧迫するものですが、便秘の場合は「内側から」の圧迫が加わります。
つまり、外と内、両方から挟まれている状態になってしまうんです。
「左側」が優先して痛くなる理由
ちなみに、右側の大腸は比較的まっすぐで、便も流れやすい構造になっています。
でも左側のS状結腸は形が複雑で、便が滞りやすいんです。
だから、左側の坐骨神経痛が長引きやすいという、体の構造上の理由があるんですね。
血の巡りが悪くなって、痛みが取れにくくなる
左側だけ「むくみ」のような状態に
便秘でS状結腸がパンパンになると、左側の骨盤の中にある血管も圧迫されてしまいます。
すると、左側だけ血液の流れが悪くなって、老廃物が溜まりやすくなるんです。
足のむくみと同じで、血の巡りが悪いと痛みも取れにくくなってしまいます。
体の中に「毒素」が溜まる
便が長い間腸の中に留まっていると、本来は外に出すべき老廃物や毒素が、腸の壁から再び体の中に吸収されてしまいます。
そうすると、神経が敏感になって、ちょっとした刺激でも痛みを強く感じやすくなってしまうんです。
「なんだか体全体が重だるい」「疲れが取れない」と感じるのも、実はこれが原因かもしれません。
じゃあ、どうすればいいの?
左側の坐骨神経痛を改善するには、まず腸の負担を減らして、スッキリさせることが大切です。
①水分をしっかり摂りましょう
便を柔らかくして、腸の負担を減らすためには、お水をこまめに飲むことがとても大事です。
目安は1日1.5〜2リットル。常温か白湯がおすすめです。
朝起きてすぐにコップ1杯の水を飲むと、腸が目覚めて動きやすくなりますよ。
②腸に優しい食事を意識して
小麦製品(パン・パスタ)、砂糖たっぷりのお菓子、加工食品などは、腸に負担をかけやすい食べ物です。
無理に我慢する必要はありませんが、**少し控えめにする「引き算の食事」**を意識してみてください。
代わりに、お野菜や発酵食品(お味噌汁、納豆、ヨーグルトなど)を増やすと、腸が喜びますよ。
③寝る時は「左側を下」にしてみて
就寝時に左側を下にして横向きに寝ると、重力でS状結腸から直腸へ便が移動しやすくなります。
抱き枕を使うと、楽に横向きで寝られるのでおすすめです。
おわりに
「左側の腰痛・坐骨神経痛」と「お腹の調子」は、実は深くつながっています。
もし、左側の痛みが長引いていて、同時に便秘気味だなと感じているなら、まずはお腹を整えることから始めてみてください。
お腹がスッキリすると、「あれ、腰も軽くなった!」と驚かれる方、実はとても多いんです。
体は全部つながっているから、腰だけ、お腹だけ、と分けて考えないことが大切ですね。
ぜひ、できることから試してみてくださいね。