気づいた時には“もう始まっていた”。小さな積み重ねで変わる、今日からの整え方
「薄毛と腰痛に共通点?」と疑問に思う方も多いかと思います。
ですが、日々の皆様からのご相談を重ねるほどに、この二つの事象の“進み方”がそっくりだと感じるようになりました。
共通点はとてもシンプルです。
本当はじわじわ進んでいるのに、自覚はある日突然になる。
髪のボリュームが「あれ?」と気になった瞬間や、腰が「グキッ」と悲鳴を上げた瞬間。
どちらも“急に”起きたように思えます。
でも実際には、睡眠不足、ストレス、座りっぱなし、食事の偏り、運動不足――
そんな小さな癖が少しずつ積み重なり、限界点を超えた時に表面化しているだけなんですよね。
修行時代〜整体院の開業して間もない頃、、、、
日々の忙しさと厳しい環境と不規則な生活が続き、ストレスも強く、食事はカップ麺や冷凍食品ばかり。
ある日ふと鏡を見て、髪の変化にハッとしました。
「急に来た」と感じましたが、振り返れば日々の乱れが静かに積み重なっていただけ。
生活を立て直すとともに、少しずつ状態は戻っていきました。
この“静かな進行”は、慢性腰痛でも同じです。
「昨日まで平気だったのに今日いきなり」という方ほど、
話を聞くと、長時間の同姿勢、呼吸の浅さ、遅い夕食、睡眠の質低下など
思い当たる積み重ねが並びます。
最後の一押しは、重い物を持つ、くしゃみをする、朝いきなり前屈みになる
――そんな些細な動きです。
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血流の滞り:同じ姿勢と浅い呼吸で筋肉に酸素が回りにくく、硬さとコリが慢性化。
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自律神経の乱れ:遅い食事・夜の光・睡眠不足で交感神経が優位になり、回復モードに入れない。
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“静かな炎症”:砂糖や精製小麦・アルコールの取り過ぎ、腸の疲れで微小炎症が続き、痛みの感じやすさが上がる。
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体の使い方の偏り:座り方・立ち上がり・歩き出しの癖が、腰や股関節に同じ負担をかけ続ける。
どれも“その日一日だけ”では問題になりにくいのですが、「毎日」だと確実に積み上がります。
■ 今日からできる、具体的な整え方
朝起きていきなり腰を曲げないように!
起きてすぐ前屈みはNGです。
布団の中で膝を抱えて左右にゆらしてみてください
→そして次に座って足首を10回回す
→そしてからゆっくり立つ。
これだけで朝の腰のリスクが下がります。
5)1分エクササイズを一日3回実施しましょう
・椅子からゆっくり立ち座り×5回(股関節と太ももを起こす)
・壁に手をついてふくらはぎ伸ばし30秒(血流と体温を上げる)
・深呼吸3セット(吐く長さを吸うの2倍)
「やる気」より「仕組み」――歯磨きの前後など、生活に結びつけると続きます。
“戻らない”を目標に
一回で劇的に改善させるなんて不可能です。
日々の積み重ねでしか痛みの無い体は手に入りません。
まずは1ヶ月、2ヶ月継続しましょう!
調子が良い日ほど、整える習慣を“薄く”続けるのがコツ。
薄毛も腰痛も、悪化に時間がかかった分、改善も時間が要ります。
だからこそ、“急がば回れ”。
できることを淡々と、小さく長く。続けられる工夫を一緒に見つけていきましょう。
「急に来た」は、たいてい“気づくのが遅かっただけ”。
でも、気づけた今が、整え始める最高のタイミングです。まずはどれか一つ、今日から試してみてください。わからないことは、どうぞ気軽にご相談ください。
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