国家資格との違いや保険の使い方、最近のトラブル事例もふまえて、整体と接骨院の違いを分かりやすく解説します。

整体と接骨院の違い、ちゃんと知ってますか?
「肩こりがつらい…どこに行けばいいの?」
「腰が痛いけど、整体と整骨院の違いがよく分からない」
そんな疑問を持っていませんか?
今回は、整体と接骨院(整骨院)の違いについて、国家資格の有無や保険の適用範囲などの視点から、わかりやすく解説します。
整体と接骨院の最大の違いは「資格」と「保険」
まずは最も基本的な違いから。
▷ 接骨院(整骨院)は国家資格「柔道整復師」による施術所
-
対象:骨折・捻挫・打撲などの急性外傷
-
治療法:整復、固定、電気治療など
-
特徴:健康保険の適用対象になる
▷ 整体は民間資格または無資格でも可能
-
対象:慢性腰痛、肩こり、姿勢不良、自律神経症状など
-
治療法:手技によるバランス調整、生活習慣アドバイスなど
-
特徴:保険は使えず、完全自由診療
最近増えている“グレーな接骨院”の実情とは?

ここ数年、接骨院業界では以下のような問題も起きています。
-
「肩こり・慢性腰痛」など本来保険適用外の症状にも保険を使う
-
「骨盤矯正」や「猫背矯正」などを保険内で施術
-
架空の外傷や事故を装って不正請求するケースも…
これらはすべて、本来の柔道整復師の範囲を超えた施術であり、現在は国や保険組合による指導・監査が強化されている状況です。
整体が担っている役割とは?

一方で、整体が対象とするのは次のような状態です。
-
原因不明の慢性腰痛・肩こり
-
姿勢のゆがみや体のバランスの乱れ
-
自律神経の乱れからくる不調
-
日常生活での疲労や筋肉の過緊張
これらは、病院や接骨院の“保険適用外”であることが多く、いわゆる代替医療という立ち位置です。整体がその隙間をサポートする立場として必要とされているのです。
結局どちらを選べばいいの?その判断基準とは?
▷ 接骨院を選ぶべきケース
-
転倒・打撲・捻挫などはっきりした外傷がある
-
保険の適用範囲で処置が必要な場合
-
スポーツ障害や応急処置的な対応
▷ 整体を選ぶべきケース
-
慢性的な症状が数ヶ月〜数年続いている
-
姿勢や体のバランス、生活習慣から根本を見直したい
-
西洋医学では対応しづらい“なんとなく不調”がある
知識を持って、適切に選びましょう
整体も接骨院も、それぞれの役割と強みがあります。
しかし、それを正しく伝えずに集客だけを優先する施設も存在するのが現状です。
大切なのは、
「自分の症状に合った場所はどこか?」を見極めて選ぶこと。
それが、遠回りせず、早く楽になるための第一歩です。
腰痛や坐骨神経痛、慢性痛にお悩みの方へ
長野県・上伊那郡で腰痛や慢性痛にお悩みの方は、
ぜひ一度【ゆらぎ健康調整院】までご相談ください。
病院でも分からなかった不調、繰り返す痛み、
一緒に根本から整えていきましょう。