セルフチェック&簡単セルフケア①

「最近、腰が重い…」
「朝起きると腰が伸びにくい」
そんなあなたに、ふくらはぎの“ある場所”を押してみてほしいチェック法があります。
実は、ふくらはぎの内側に痛みがある方の多くが、腰にトラブルを抱えているのをご存知ですか?
⚫︎まずはセルフチェック!
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座った状態で、膝を軽く曲げます
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ふくらはぎの内側、骨の際(すねの骨=脛骨の内側縁)からやや後ろ側を親指で押してみましょう
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特に「ふくらはぎの筋肉の間(柔らかいすき間)」を探してみてください
「ズーンと響く」「痛気持ちいいを超えて痛い」「押した後にじんじんする」
そんな感覚があったあなたは、“ぎっくり腰予備軍”かもしれません。
解剖学的:ふくらはぎと腰の深いつながり
⚫︎ポイント① 「後脛骨筋(こうけいこつきん)」
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ふくらはぎの内側、脛骨のすぐ後ろに位置するインナーマッスル
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足首の安定や、姿勢のバランスを保つのに不可欠
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姿勢保持・骨盤支持に影響し、慢性腰痛やぎっくり腰のトリガーにもなる
⚫︎ポイント②「腓腹筋とヒラメ筋の間」=血管と神経の通り道
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この部分は解剖学的に血管・神経が通る“通路”になっています
→ 特に、脛骨動脈・後脛骨神経などがここを走行します -
ここに圧痛がある場合、“血流障害”や“神経絞扼”が起きている可能性あり
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筋肉の緊張や癒着があると、血液の循環が滞り、ふくらはぎ〜腰部の深層筋にまで悪影響が波及
つまり、「押して痛い=筋肉が硬い」ではなく、
「押して痛い=血の流れが悪くなっているサイン」として捉えることがとても重要なのです。
ふくらはぎで腰のサインを見抜く理由
ぎっくり腰(急性腰痛症)は、いきなり起こるわけではなく、体の中に“準備”ができてしまっている状態から始まります。
ふくらはぎの圧痛は、その「準備状態=未病」の一つ。
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後脛骨筋が硬くなる → 姿勢が崩れる
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腓腹筋・ヒラメ筋の間の通路が詰まる → 血流・神経障害
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結果的に、腰椎の支持性が低下し、急な動作で“ぎっくり”が起こる。
対策とケア方法
☑️今すぐできるセルフケア
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ゴルフボールや指などで、ふくらはぎの内側や筋肉の間をゆっくりほぐす(1回30秒〜1分)
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足首〜足裏をよく動かし、ポンプ作用を活性化
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就寝前や入浴後に水分補給&足先〜ふくらはぎのストレッチ
まとめ
☑️ふくらはぎの内側の圧痛は、単なる筋肉のコリではなく「血流障害」のサインでもある
☑️ 腓腹筋とヒラメ筋の間は“血管の通り道”として非常に重要なチェックポイント
☑️ 未病の段階で気づき、ふくらはぎからぎっくり腰を予防しよう
痛みは出ていなくても、「圧痛」は体の静かなアラーム。
痛みがあるのならあなたの身体、そろそろメンテナンスのタイミングかもしれませんね。
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