炎症と慢性痛の関係

◆ そもそも「炎症」って何?
「炎症」と聞くと、捻挫や打撲で腫れたり赤くなったりするイメージがあると思います。
でも実は、目に見えないレベルで体の中に“静かに長く続く炎症”があることをご存知でしょうか?
このような炎症は、体に悪い影響をじわじわと与え、**慢性痛(なかなか治らない痛み)**の大きな原因になるんです。
◆ 血糖値が高いと炎症が起こる理由
血糖値が高いと、体の中で“糖とタンパク質”がくっつく「糖化(とうか)」という反応が起こります。
このときに作られるのが、AGEs(終末糖化産物)という物質。これは細胞にダメージを与え、炎症を引き起こす原因になります。
また、高血糖が続くことで…
- 血管の内側が傷つく → 小さな炎症が慢性的に続く
- 免疫が過剰に働く → 体のあちこちに炎症反応が出る
- 修復が追いつかない → 痛みがいつまでも残る
こうして「なかなか治らない」「動くとすぐ痛くなる」状態になっていくんです。
◆ 炎症があると神経が敏感に!
炎症が起こっている場所では、神経が刺激に敏感になります。
普段なら気にならないような動作や圧力でも、「痛い」「しびれる」と感じてしまうんですね。
そしてこれが長く続くと…
- 脳が「痛い状態が普通」と覚えてしまう
- 本来もう治っているはずの場所も痛く感じる
- 整体やマッサージでもすぐ元に戻ってしまう
こんな悪循環にハマってしまいます。
まとめ
高血糖が続くと、体の中で“静かな炎症”が起こり、それが神経や筋肉を刺激して、痛みが長引きやすくなります。
つまり「血糖値を整える=炎症をしずめる」ことにつながるんですね。
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