「最近、疲れが抜けにくい…
「なんとなく身体が重だるい…」
「同じ姿勢が続くと、腰や脚に痛みが出てくる…」

このような慢性的な不調や痛みを感じている方。
もしかすると、その原因のひとつに「血糖値の乱れ」があるかもしれません。

あまり知られていませんが、実は血糖値が高い状態が続くと、“血管”が老化しやすくなるのです。
そして、血管の老化が進むと、筋肉や神経に酸素や栄養が届きにくくなり、痛みやコリが慢性化しやすくなります。

今回は、「血糖値の乱れが血管や痛みにどのような影響を及ぼすのか？」を、わかりやすくお伝えします。

私たちの身体の中には、血液を運ぶための“道”＝血管が全身に張り巡らされています。

この血管、加齢とともに自然に老化していくものですが、血糖値が高い状態が続くと、そのスピードが一気に加速してしまいます。

血糖値が高いと、血管の中の内皮細胞がダメージを受けやすくなり、次のような変化が起こります。

• 血管の内側が傷つく

• 柔らかさを失い、血管が硬くなる

• 細い血管がつまる、あるいは消えてしまう

これらの変化が起きると、血流が悪くなり、筋肉や神経に必要な酸素や栄養が行き届かなくなってしまいます。
その結果として、だるさや痛み、しびれなどの症状が出やすくなるのです。

血糖値の乱れが続くと、血管の内側に**ベタベタした汚れのようなもの（コレステロールや炎症性の物質など）**がくっついていきます。
この状態が続くと、血管は徐々に狭く、硬くなっていきます。

この血管の変化を「動脈硬化（どうみゃくこうか）」といいます。

動脈硬化が進むと、血液がスムーズに流れなくなるだけでなく、

• 血流が悪くなり、筋肉が酸欠になる

• 神経に栄養が届かず、過敏になりやすい

• 身体の回復力が落ちて、慢性痛が長引きやすい

といった影響が出てきます。

血糖値が高い状態が続くと、知らないうちに血管が傷み、
その結果、血の巡りが悪くなって、「原因不明の痛み」や「慢性のコリ」につながることがあります。

特に、腰やお尻、太もも、ふくらはぎなどの部位は、血流が滞りやすく、痛みが出やすい部分でもあります。
「整体を受けても戻ってしまう」「マッサージしてもすぐに固まる」など、改善しにくい痛みの背景には、血糖と血管の問題が隠れていることが少なくありません。

私たちの身体は、食べたものからできています。
そしてその栄養を届けるための“道”が血管です。

その血管が、血糖値の乱れによって傷んでしまえば、
どれだけ良い栄養を摂っても、どれだけ丁寧に整体を受けても、
「届かない」「巡らない」状態では、根本的な改善が難しくなってしまいます。

だからこそ、血糖値の管理は「健康」や「ダイエット」だけでなく、慢性痛やコリの根本改善にもつながる大切な視点なのです。

当院では、血糖値と慢性痛の関係にも注目し、体の内側から痛みにアプローチしています。
「ずっと同じ場所が痛む」「治療を受けても戻ってしまう」
そんな方は、ぜひ一度、“血糖と血流”という視点からご自身の身体を見つめ直してみてください。

伊那市・上伊那周辺で腰痛・坐骨神経痛にお悩みなら

-腰痛・坐骨神経痛専門-　「ゆらぎ健康調整院」にご相談ください！