慢性痛の原因とは?

「慢性痛」とは3ヶ月以上続く痛みのことを指し、多くの場合原因が特定しにくい不調とされています。
「慢性疼痛ガイドライン2018」において、
[慢性疼痛は非器質的要因※が痛みの構成要素として大きため、痛みのない状態にすることは難しい.痛みの軽減は慢性疼痛治療の目的と最終目標の一つであるが、第一目標ではない]と記述されています。
※(病気や怪我など原因が断定できない症状)
慢性痛は医学的にはっきりした原因が断定しずらく、故に完全に痛みを取り切るのは難しいと定義付けられているわけですね。
実際一般的には、姿勢不良や運動不足・ストレスなどが代表する原因としてあげられますが、その全てを根本的に正していくというのは、理論上ほぼ不可能と言えます。
ですが逆に捉えれば、原因が器質的要因(病気や怪我)ではないとするのならば、一つ一つ可能性を突き詰めていって、限りなく痛みを減らす事もできると考えられるのではないでしょうか?
私は、この10年の経験を元に慢性痛の原因の本質についてある答えに辿りつきました。
結論として、慢性痛の原因の本質は「全身の血流不全」にあると私は考えています。
次回は、血流不全について詳しく解説していきます。