腰や足の痛みの裏にある、あまり知られていない仕組み
腰やお尻、太ももの裏、ふくらはぎにかけて
「坐骨神経痛のような痛み」が続く方は多いです。
ただ、実際にお話を伺っていると、
神経が圧迫されているわけでもなく、
ヘルニアでも狭窄症でも説明がつかないケースがかなりあります。
「痛みの場所と原因が一致しない」
こういうケースです。
最近の研究では、こういった状態の一部に
“腸内環境の乱れ”が関わっている可能性 が示されています。
今日はそこで見えてきた仕組みについて、
臨床家としての視点でまとめておきます。
■「腸から出る毒素」が神経を刺激することがある
臨床でもよくあるのですが、
・MRIでは異常なし
・骨や椎間板に大きな問題はない
・神経ブロックをしてもハッキリ変わらない
こういうケースがあります。
その時、
「じゃあ何で痛むの?」
という疑問が残るわけですが、
腸内環境の乱れによる炎症は、その説明の一つになります。
神経が圧迫されているわけではなく、
炎症で“反応しやすくなっている”状態。
だから痛みが続く。
これは、腸が悪い → 腰が痛い、という単純な話ではありません。
腸の状態が全身に影響し、その一部として腰痛や坐骨神経痛様の痛みが出る、という仕組みです。
甘いもの・油の多い食事・ストレスが腸を弱らせる
腰痛や坐骨神経痛と聞くと、
多くの方は“姿勢”や“骨の問題”を真っ先に思い浮かべます。
もちろんそれも大切です。
ただ、それだけでは説明しきれない痛みも確実にあります。
「姿勢を気をつけても、ストレッチをしても、治療院に通っても良くならない」
そういう方は、腸の状態が背景にある可能性があります。
腸が原因のすべてではありません。
ただ、長引く慢性痛の一部には腸が関わっている というのは、今の研究の流れから見ても無視できません。
■ まとめ
腸の状態が悪くなると、
LPSという毒素が血液に漏れ出し、
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腰まわりの神経が炎症を起こしやすくなる。
これが坐骨神経痛のような症状につながるケースがある、という話です。
MRIでは何も見つからないのに痛みが続く方、
神経痛と言われたけど実感がない方、
治療をしてもスッキリしない方。
そういう方は、一度 腸と生活習慣の見直し を考えても良いと思います。
身体は、表面に出ている痛みよりも、
もっと手前のところで変化が始まっています。
その部分に気づけるかどうかで、
改善のスピードは大きく変わります。