腱鞘炎

腱鞘炎とは?

手の使いすぎによって、腱(けん)と腱を包む腱鞘(けんしょう)に炎症が起き、痛みや腫れが生じる状態のことをいいます。

腱は、筋肉から伸びて骨につく“ワイヤー”のような構造。
その腱がスムーズに動けるように、指・手首には「腱鞘(プーリー)」というトンネル状の組織があります。

この腱と腱鞘の間に摩擦(こすれ)が増えると炎症がおき、
・痛み
・腫れ
・動かす時の引っ掛かり
などが出てくるのが腱鞘炎です。

腱鞘炎が起きやすい人の特徴

腱鞘炎は特に次のような方に多くみられます。

  • スマホ・PC作業が長い

  • 手作業(料理・楽器・細かい作業)が多い

  • 産前産後の女性

  • 中年以降の女性(ホルモン変化の影響)

  • 長時間、物を握り続ける仕事(工具・包丁・スポーツなど)

特に20〜50代の女性に多く、利き手側に発症しやすいとされています。

腱鞘炎が起きる仕組み

◆ 腱鞘炎が起きる仕組み

手指や手首の腱鞘には、A1〜A5(指)や第1〜6区画(手首)といった「腱鞘トンネル」があり、そこを腱が通過します。

● 摩擦 → 炎症 → 腱鞘の肥厚(ぶ厚くなる)

同じ動きを繰り返し続けると、腱と腱鞘の間の摩擦が増え、炎症が起きます。
炎症が続くと腱鞘がぶ厚くなり(肥厚)、腱がスムーズに通れなくなります。

● 腱鞘そのものが「構造的に負担を受けやすい」

腱鞘の一部は線維の密度が粗く、もともと摩耗しやすい構造であるため、使いすぎによって炎症・肥厚が起こりやすいとされています。

腱鞘炎の種類

腱鞘炎と言っても、実は複数のタイプがあります。ここでは代表的なものだけ、解説します。

 

 

① ドケルバン病(親指側の腱鞘炎)

親指を動かす

  • 長母指外転筋腱

  • 短母指伸筋腱

が通る“手首の第1区画”に炎症が起きるタイプです。

 

● 特徴

  • 親指側の手首が痛い

  • スマホを持つ・赤ちゃんを抱く・瓶のふたを開ける動作で痛む

  • 手首の親指側を押すと痛い

 

● なりやすい動作

・長時間のPC作業
・赤ちゃんを抱える姿勢
・ゲーム、楽器演奏
・親指を広げる反復動作

 

 

② ばね指(指の腱鞘炎)

指のつけ根(A1プーリー)が炎症・肥厚し、腱が引っかかってカクンと弾かれるように動く状態。

 

● 特徴

  • 指を曲げ伸ばしすると“カクッ”と引っかかる

  • 朝のこわばりが強い

  • ひどくなると指が動かなくなる

 

● なりやすい動作

  • 包丁を長時間使う

  • 工具を握り続ける

  • スマホを長時間持つ

  • ゴルフなど棒状の物を握り続ける

糖尿病や関節リウマチの方に多いという報告もあります。

全身状態・食生活との関わり

腱鞘炎は「手や指の使いすぎ」が直接の原因とされていますが、

近年は 糖尿病・肥満・ホルモンバランスの乱れなど、代謝の問題があると発症しやすく、治りにくい ことも分かってきています。

特に

  • 血糖値の乱高下

  • 甘い物・加工食品の摂りすぎ

  • 慢性的な炎症体質

  • コラーゲン(腱・靱帯の材料)の劣化

これらは腱鞘の修復力を弱め、同じ作業量でも腱に負担がかかりやすい体質をつくります。

当院では、手の使い方や施術に加えて、
こうした 食生活・体質面の見直しを含めて腱鞘炎をとらえることが、再発予防につながる と考えています。

※(現時点の医学的知見と当院での臨床経験をふまえた見解であり、特定の食事法で腱鞘炎の改善を保証するものではありません。)

腱鞘炎を放置するとどうなる?

一時的に痛みが軽くなることはありますが、次のような問題が起こりやすくなります。

  • 腱鞘がさらに厚くなり、慢性的に痛む

  • 指や手首の動きが悪くなる

  • ばね指化(指が動かなくなる)

  • 反対の手・肘・肩まで痛む

“使うたびに悪化する”という性質があるため、
早めに状態を把握し、適切な対処をすることが大切です。

来院される前に知っていただきたいこと

腱鞘炎は、

「炎症が強い時期」「硬さが主体の時期」など、発症の段階によって対処が変わります。

  • 触るだけで痛い

  • 熱感や腫れがある

  • 夜間痛がある

こうした“炎症期”に強く揉む・ストレッチをやりすぎると、かえって悪化することがあります。

逆に炎症がおさまった時期は、腱の滑走改善や、前腕〜肩の使い方を整えることで改善が進みます。

まずは「今どの時期なのか」を見極めることが重要です。
これはご自身で判断するのが難しいため、状態の確認だけでもお気軽にご相談ください。

 

当院では腱鞘炎を
「指や手首の局所だけの問題ではなく、前腕〜肘〜肩の連動の問題」
としてとらえています。

ただし、どの腱鞘に負担がかかっているのか、どの段階にあるのかは実際の動きを確認しないと判断できません。

 

◆ まとめ

  • 腱鞘炎は、腱と腱鞘の摩擦によって炎症が起こる状態

  • ドケルバン病・ばね指など複数の種類がある

  • 手指・手首だけでなく、前腕や肩の動きの癖も深く関係

  • その時期に合った対処をしないと悪化する可能性がある

 

腱鞘炎は、早めの段階でしっかり状態を判別することで、
改善のスピードや再発リスクが大きく変わります。

それでもお困りなら是非一度ご相談ください

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