手の使いすぎによって、腱(けん)と腱を包む腱鞘(けんしょう)に炎症が起き、痛みや腫れが生じる状態のことをいいます。
腱は、筋肉から伸びて骨につく“ワイヤー”のような構造。
その腱がスムーズに動けるように、指・手首には「腱鞘(プーリー)」というトンネル状の組織があります。
この腱と腱鞘の間に摩擦(こすれ)が増えると炎症がおき、
・痛み
・腫れ
・動かす時の引っ掛かり
などが出てくるのが腱鞘炎です。
スマホ・PC作業が長い
手作業(料理・楽器・細かい作業)が多い
産前産後の女性
中年以降の女性(ホルモン変化の影響)
長時間、物を握り続ける仕事(工具・包丁・スポーツなど)
特に20〜50代の女性に多く、利き手側に発症しやすいとされています。
手指や手首の腱鞘には、A1〜A5(指)や第1〜6区画(手首)といった「腱鞘トンネル」があり、そこを腱が通過します。
同じ動きを繰り返し続けると、腱と腱鞘の間の摩擦が増え、炎症が起きます。
炎症が続くと腱鞘がぶ厚くなり(肥厚)、腱がスムーズに通れなくなります。
腱鞘の一部は線維の密度が粗く、もともと摩耗しやすい構造であるため、使いすぎによって炎症・肥厚が起こりやすいとされています。
親指を動かす
長母指外転筋腱
短母指伸筋腱
が通る“手首の第1区画”に炎症が起きるタイプです。
親指側の手首が痛い
スマホを持つ・赤ちゃんを抱く・瓶のふたを開ける動作で痛む
手首の親指側を押すと痛い
・長時間のPC作業
・赤ちゃんを抱える姿勢
・ゲーム、楽器演奏
・親指を広げる反復動作
指のつけ根(A1プーリー)が炎症・肥厚し、腱が引っかかってカクンと弾かれるように動く状態。
指を曲げ伸ばしすると“カクッ”と引っかかる
朝のこわばりが強い
ひどくなると指が動かなくなる
包丁を長時間使う
工具を握り続ける
スマホを長時間持つ
ゴルフなど棒状の物を握り続ける
糖尿病や関節リウマチの方に多いという報告もあります。
近年は 糖尿病・肥満・ホルモンバランスの乱れなど、代謝の問題があると発症しやすく、治りにくい ことも分かってきています。
特に
血糖値の乱高下
甘い物・加工食品の摂りすぎ
慢性的な炎症体質
コラーゲン(腱・靱帯の材料)の劣化
これらは腱鞘の修復力を弱め、同じ作業量でも腱に負担がかかりやすい体質をつくります。
当院では、手の使い方や施術に加えて、
こうした 食生活・体質面の見直しを含めて腱鞘炎をとらえることが、再発予防につながる と考えています。
※(現時点の医学的知見と当院での臨床経験をふまえた見解であり、特定の食事法で腱鞘炎の改善を保証するものではありません。)
腱鞘がさらに厚くなり、慢性的に痛む
指や手首の動きが悪くなる
ばね指化(指が動かなくなる)
反対の手・肘・肩まで痛む
“使うたびに悪化する”という性質があるため、
早めに状態を把握し、適切な対処をすることが大切です。
「炎症が強い時期」「硬さが主体の時期」など、発症の段階によって対処が変わります。
触るだけで痛い
熱感や腫れがある
夜間痛がある
こうした“炎症期”に強く揉む・ストレッチをやりすぎると、かえって悪化することがあります。
逆に炎症がおさまった時期は、腱の滑走改善や、前腕〜肩の使い方を整えることで改善が進みます。
まずは「今どの時期なのか」を見極めることが重要です。
これはご自身で判断するのが難しいため、状態の確認だけでもお気軽にご相談ください。
当院では腱鞘炎を
「指や手首の局所だけの問題ではなく、前腕〜肘〜肩の連動の問題」
としてとらえています。
ただし、どの腱鞘に負担がかかっているのか、どの段階にあるのかは実際の動きを確認しないと判断できません。
腱鞘炎は、腱と腱鞘の摩擦によって炎症が起こる状態
ドケルバン病・ばね指など複数の種類がある
手指・手首だけでなく、前腕や肩の動きの癖も深く関係
その時期に合った対処をしないと悪化する可能性がある
腱鞘炎は、早めの段階でしっかり状態を判別することで、
改善のスピードや再発リスクが大きく変わります。
当院では、慢性的に続く不調の根本的な改善を専門に施術をおこなっております。
慢性的な不調(腰痛、肩こり、膝の痛みなど)は、元は同じ原因から起きている事が大半です。日々の生活習慣や身体のクセによって、正しい状態から歪んでしまう事で、身体の循環(血行や神経の流れ)が悪くなって問題が起きてしまいます。それが、腰が痛くなったり、膝が痛くなったり、たまたま違う場所に不調が出ているだけなのです。
当院では神経や血液の通り道を解放し、身体の『循環』を正常にし、慢性痛を回復に導きます
※当院では、根本改善を目的とした施術を行っております。
初回はカウンセリング・検査・施術を含めた体験価格でのご案内です。
ご不明な点や、質問などでも大丈夫ですので是非お気軽にご相談ください。
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